職場イジメの担い手たる「お局様」と戦う方法
職場イジメの陰には、高い確率でその職場で権威を振るう「お局様」が存在するものです。このページでは、「お局様」の招待とその対処法・戦い方を説明します。
もうこれ以上、お局様によってあなたの貴重な人生の時間を利用されることの「NO!」を突き付けてやりましょう!
「勘違い」が度を越した成れの果てが「お局様」
職場にはいろいろなタイプの困った人間様がいます。その中でも、主・お局タイプは一歩間違えるととても厄介な存在であります。
「一歩間違えると」と書いたのは意味があります。長くいる労働者の中には、面度見のいい皆から尊敬されるタイプもたくさんいるからです。そのようなタイプは、自分の権力を誇示せず、穏健に教育係などを引き受けてくれ、新人労働者のメンタル的な支えになってくれたりします。そのような方が居る職場に配属された労働者はとても幸せ者です。
しかし、世の中には、多くの場合、釣りキチ○平や○奥に出てくるような、自分の権力を誇示するような主・お局が多いのです。主の口癖は「俺はここで仕事を取り仕切っている○○だ。なにかあったら俺にまず言うように。上の人間も俺には何も言えないんだぞ」です。お局の口癖は「ちょっとあの人、トイレ休憩長くない?入ったばかりで仕事も遅いくせに。毎日楽しておいて・・・」です。
ハッキリ言って、井の中の蛙なんです。
彼ら・彼女らの生きがいは、今いる部署での権力の誇示です。彼ら・彼女らは決してその職場を自ら辞めません。言いたいことが言え、誰も逆らってこないその職場が最高の世界だからです。
ですから、主・お局といさかいを起こしたら、彼ら・彼女らに逆らえない意気地無しの腰巾着どもと共に攻撃をされるのがオチです。多くの場合、無視・露骨な陰口を叩かれ居辛くなるのです。
では、主・お局に目を付けられたら職場を去らなければならないのでしょうか?それはあまりに悔しいですよね。
「お局様」と戦う時の留意点
労務管理的に言ったら、主・お局の攻撃は、立場を利用した嫌がらせとして、不法行為を形成し、いじめによって精神的苦痛を受けたならばそれをもとに慰謝料を請求し得るのです。
しかし、その救済手続きは法的なものであり、手続きも手間です。精神的苦痛を受けたことの証明は、被害を受けた側がしなければならず、そのためにはいじめられた内容を具体的にメモしておく・録音しておくなどしておかねばなりません。
・・・かなり面倒臭いですよね。証拠を残すことは、主・お局と刺し違える時には極めて有効ですが、面倒臭いのです。もっと手軽?に職場内で懲らしめることは出来ないものか・・・?
「お局様」の横暴に、秀吉の小田原攻めの戦法(孤立化作戦)を使う
そこで出てくるのが、豊臣秀吉が小田原城を落とした時の攻略法です。堅固な本丸(主・お局)にいきなり勝負を挑んでは、立場を利用した返り討ちにあうのは目に見えています。そこで、主・お局と距離の遠い人の心をつかんでいき、徐々に主・お局の側近を取り込んでいくのです。
主・お局の横暴に、職場の同僚は嫌気がさしています。そこであなたが理を持って説けば、彼らは必ずあなたに肩入れしてくれます。側近たちだってそうです。道理的で理のあるあなたに対して心を開いてくれるでしょう。
秀吉は、小田原城の周りの砦等を落としたことは木の陰に隠れながら着々と進めていました。そして、気が熟した時、生い茂った木をバッサリ切り落として小田原北条氏の戦意を奪ったのです。
あなたにとって気が熟した時とは、主・お局が誰が聞いてもわかるような理不尽なことを言った時です。その時、あなたは心の底から、理を持って対抗しましょう。陰であなたに共感していた人たちは、あなたの味方に付いてくれるかもしれません。もしそれでも同僚が動いてくれないならば、上司等に相談です。それでも理が通らなかったら、その会社は腐っています。あなたが居る会社ではない、ということです。
その策が功を奏せば、主・お局の求心力は劇的に低下します。そうなれば、彼らの横暴はなりをひそめるでしょう。
最後に、絶対言っておきたいことがあります。それは、主・お局の権威が失墜したからといって、彼らに追い討ちをかけてはならない、ということです。追い討ちは、郵政無立場を利用した卑劣な行為であり、それは、以前お局・主がしてきた行為となんら変わらないからです。
私たちの目的は、理不尽な一部の労働者の横暴を無くし、快適な職場を作ること。それ以上のことは決して必要ないのです。