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「自分のための人生」(ウェイン・ダイアー著)を読む

「老子道徳経」から深い影響を受けた「自分のための人生」は、徹底して「自分がどうしたいか」を尊重せよ、と推奨する内容となっています。職場イジメに苦しみ、他人の思惑に振り回されてる方に是非とも読んでいただきたい本です。

「自分のための人生」の大まかな内容とは?

 世の中には、数多くの自己啓発のための本が出ています。

 その中には、より多くの人に読み込まれてる”定番書”というものがあります。

 その中の代表的なものが、ウェイン・ダイアーさんの著した「自分のための人生」であります。

 この本の最大の特徴は、”自分の考え”を持つことを重視することにあります。

 人の顔色をうかがって決断するのではなく、自分の心の命じるままに考えを持ち、批判を恐れず行動する。

 そして、過去の後悔や未来の不安にとらわれず、自分の考えに従ってとにかく行動に起こしてみる。そこで受けた批判などは、ほぼ気にしない。

 彼らの意見で取り入れるべき点は取り入れ、意見の過程で飛び出す批判や人格攻撃に対しては、とにかく気にしない。

 行動して失敗しているのは人間だけ。猫や鳥は、獲物をとるときに何度も失敗するが、その場でふさぎ込んで悩んだりはせず、どんどん挑戦する・・・という面白い例もたくさん飛び出します。

 もちろん、いくつかの例えには、あなたと同じような人間の例もあります。

 その例は実に身近で、共感が持て、すんなり心に入ってきます。

「自分のための人生」で好きなところ

 私が「自分のための人生」で好きなところは、ある引用の箇所です。

 『イワンのばか』の引用の箇所です。

 そこでの引用では、心の中に自然と湧いてくる感情が本物で、即座に抑えて冷静になって考えた感情が間違っていた、と主人公が気づくシーンが取り上げられていました。

 私がそれを見た時、思わずうなずいたものです。

 中学生のころ、大人に心の底から湧き上がる希望を言ったとき、だいたい反対された記憶がある。そして、その反対を避けるために、大人が喜びそうな意見に合わせた記憶もはっきりと覚えている。

 正直、大人の顔色をうかがって話した”夢”など、本当の夢ではなかった。本当の夢は、もっと大きくて、しがらみなどなかった。キラキラと輝いていた。

 ダイアーさんのこの引用で、自分の学生のころの感情と希望、そして抑えられた気持ちを思い出した。

 この引用の箇所が、自分のための人生を送ることを考えるうえで、本当に役に立ったものです。

「自分のための人生」はこういう人に読んで欲しい

 「自分のための人生」は、どういった人に読んでほしいのでしょうか?

 私は、他人の意見や評価ばかり気にする人に読んでもらいたいです。他人の評価が気になる人というのは、意外に多いと思います。

 そういう私もそのうちの一人です。いつも他人の考えに左右され、落ち込み、やるべきことを変えていました。

 この本と出逢った後でも、他人の言動が気になり、多くの失敗を重ねてきました。

 しかし、以前はそれが当たり前で避けられない、この現実社会では当然のことだと思っていたので、そうでない考えもあることを知り、心が軽くなったのです。

 この本は、文庫本で安価、かつ携帯も楽なので、あなたのカバンにいつも入れ、何度も読み返すことを勧めます。