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しがない会社の元機械工が考える「自由」

機械工として職場で多くの理不尽な扱いを受け、また見てきた経験から、労働者にとって真の自由とは何か?を模索するようになりました。長年の模索の上に至った考えを、皆さんに紹介したいと思います。

私は「自由」をこのように考えた

 自由とは何か・・・?私が考える自由な状態をいくつか挙げてみたいと思います

  • 生活費を稼ぐために会社に行って好きでもない仕事をせざる得ない、という立場でないこと
  • 自分のしたいことをするとき、お金や時間によって縛られないこと
  • 嫌な上司・嫌な同僚・嫌な相手先に無理して合わせなくても生きていけること

 まだまだたくさんあると思います。また、人によって「自由だァ」と感じる時が違う時が若干違うと思います。ですから、細かい違いはあまり重要でないと思います。

 このサイトでは主に、生活費を稼ぐために、一日の大半を会社の時間に奪われて、逃れられないストレスと低収入に苦しめられない状態を「自由」と定義しています。

資本主義社会の中で、植え付けられた自由観

 昔の人間は、お金を稼ぐ必要などありませんでした。文字が生まれ、高度な文明が発達する前からヒトはいました。 その時代は狩をし、魚をとり、果物を採取することで生きていく上で必要なモノを自力で獲得出来たのでした。

 そのころは、将来に備えた受験勉強・会社のしがらみ・ストレス社会などはなく、皆が単純にシンプルに生活していたのです。

 人間の歴史の中では、そのような時代の方が圧倒的に長かったのです。文明が生まれ、農耕の時代が来ても、生活するためお金が必要なことは今ほどありませんでした。

 産業革命が起き、人が生きていく上で便利さお金で買う時代がやってくると、人間は多くの付加価値をお金で買わずにいられない状態になってしまいました。

 夜でも明るさを保つためには電気が必要です。蛇口をひねると水が出てくる便利さをお金で買う必要があります。万が一に備えて保険を払わなければならないが、それにもお金が必要・・・・。

 お金は、人間が住んでいる国の紙幣で支払わなければなりません。現物ではダメなのです。お金は交換の象徴ですが、その交換物が独り歩きして、多くの人命すら奪うこととなります。お金の為に人が人生を狂わす・・・。多くの人間が自由を獲得していない典型的な惨い例でしょう。

 お金をてっとり早く稼ぐには、会社で時間を切り売りして働くのが一番です。自分で作った農作物を市場に持って行き買ってもらう、などということを、土地を持っていない多くの人がどうやって出来るのでしょうか。

 会社で働くということは否定すべきことではありません。しかし経済的に自立していると言えるでしょうか?

 もしその会社が突然倒産したら、一体どうするのでしょうか。もしその会社で給料を下げられたらどうするのでしょうか。多くの労働者の方は、月末の給料収入とほぼ同じ額の生活費でギリギリ生活しています。

 会社の給料が少しでも減少したならば、多くの労働者は2か月以内に家計が破たんします。

 つまりこれは、会社の経営者の胸三寸であること、または景気の動向次第であることを意味しています。

 この状態で経済的に自立していると言えるのでしょうか。自由だと言えるのでしょうか。会社が不当な行為をしてきても、生活のために避難することもできない。経営者が理不尽なことを言ってきても反論すら出来ない。

 資本主義の社会の下では、お金の有無が自由を決めることになりそうです。しかし、そのお金を得るために会社の奴隷になっていては決して自由ではありません。

 本サイトでは、労働者の皆さんが自由に近づけるような考え方・知識を紹介していくことを最大の目的としています。

 多くの人が、経済的自立、経済的自由等の「自由」を獲得するための行動のきっかけとなっていただけたなら、これに勝る喜びはありません。